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今年から、新たに化粧品に関わる商品開発を手掛けることになりました。

これまでカラーアナリストとして化粧品メーカーで色を提案する商品開発をさせていただきました。1997年から化粧品メーカーのカバーマークで、アドバイザーとしてブルーベースタイプのファンデーションの開発を担当させていただき、1998年9月、日本初のブルーベース六色と既存のイエローベース六色、そして明度を調整する白一色の合計十三色のファンデーションのシリーズが発売されました。

ブランド名は「ジャスミーカラーファンデーション」。発売から20年経った今もなおご愛用される方が多く、海外でも人気の商品となっています。この商品のコンセプトは、ブルーベースとイエローベースに分けて似合う色のファンデーションをチェックし、お肌が元気で輝いて見える色を提案するものです。

これはアメリカのメイクアップアーティストであり美容研究家のバニース・ケントナーが、1979年に十年の歳月をかけて肌質とメイクやファッションの関係を明らかにし、一人一人のベストカラーを見つけだすための「カラーミーアシーズン」というカラーアナリシスのマニュアルブックを発売しました。この本は、当時のアメリカでベストセラーとなり爆発的なブームが起こりました。その考えは、白人・黒人・黄色人種にかかわらず、すべての人はブルーベースとイエローベースに分かれ、その割合は、ほぼ半々であるというものです。お肌の色素であるメラニン・カロチン・ヘモグロビンの割合によって、虹の七色すべてに黄味を加えたイエローベースと青味を加えたブルーベースの色が似合う二つのタイプがあること、そして似合う色は、遺伝子の関係で生涯変わらないということを発表しています。

日本人は黄色人種だからお肌に黄みが多いという固定観念のため、日本の化粧品には黄味を加えた商品がほとんどで、ブルーベースタイプの人に合うファンデーションが無い状況でした。私自身がブルーベースタイプのため、どのメーカーのファデーションを使っても、しばらくするとお肌がグレイッシュになり、疲れて見えることが不満でした。そこでカバーマークのジャスミーカラーファンデーションの開発で、念願の自分に似合う色が出来上がり、日本人の約半数のブルーベースタイプの方から喜んでいただきました。

ファンデーションの開発の後、似合う色のヘアカラーを手掛けて、オリリー化粧品から「リライアントカラー」のブランドを全国のオリリーサロンで、美容室の経営者にセミナーを受けていただき、業務用として展開しています。 今年から、新たに化粧品に関わる商品開発を手掛けることになりました。またどんな商品なのかは、出来ましたら紹介させていただきます。

<関連リンク>
カバーマークのファンデーション ジャスミーカラーファンデーション
オリリー化粧品のヘアカラー リライアントカラー